華の嵐

ドラマ

懐ドラ「華の嵐」 第53話

昭和15年、朝倉男爵への復讐に燃える一也(渡辺裕之)と、男爵令嬢として生まれ美しく気高い柳子(高木美保)が出会い、反発しながらも激しく惹かれ合っていく愛の戦い。

11月9日 月曜 15:30 -16:00 tvk1

飛田を殴って逃げていく男を、琴子が目撃した。見覚えのある男だった。朝倉が雇っている杉山だった。飛田はまもなく意識をとり戻し生命には別状ないとの診断だった。琴子はほっとし、飛田を一生懸命看病した。その頃、圭吾は杉山の起こした暴力沙汰のもみ消しに躍起になっていた。
事件は杉山が勝手に暴走したのだった。天堂は杉山を警察へ連行するため朝倉家に押しかけた。亡き男爵の名誉のため、朝倉家から犯罪人を出したくないと譲歩する天堂に、圭吾らは知らぬ存ぜぬの一点張りだった。天堂はもはや二人とは話し合いの余地はないと知る。
大正9年。母親を亡くした一人の少年がいた。彼の名は天堂一也(渡辺裕之)。 母親の葬式で、近所の老人たちから、母親は朝倉男爵(高松英郎)にもてあそばれ、捨てられたと聞かされた一也は、朝倉景清と朝倉家に対して、激しい復讐心を抱く。 一方、男爵・朝倉景清は、妻の貴久子(稲垣美穂子)と生まれたばかりの娘・柳子(高木美保)を連れてフランスから帰国したばかりであった。
そして20年の時が過ぎた。昭和15年、朝倉男爵への復讐に燃える一也と、美しく、気高く成長した柳子が出会い、お互いに反発しながらも激しく惹かれ合っていく…。
太平洋戦争の前後、美しく誇り高く、まるで「風と共に去りぬ」のスカーレット・オハラのように生きた女の物語。男爵令嬢として生まれ、美しく誇り高く気品を持ち機知に富んだ朝倉柳子。彼女は父の死、終戦、華族制度の崩壊といった激動の昭和史の只中を生き抜き、初めて真のプライドを発見し人間としての誇りに気づく。そして平民の男としてかつて蔑んでいた天堂一也の「大いなる愛」を身分差を超えてしっかりと受け止めていく。