ドキュメンタリー/教養

🈑ザ・偉人伝 樹木希林・市原悦子 媚びない、飾らない。名優が遺したメッセージ

人間の内面にある本音を映画、テレビドラマで見事に演じ切った名女優、樹木希林と市原悦子。波乱の生涯をたどり、貴重な資料と関係者への証言から女優魂の真髄に迫る。

11月7日 土曜 21:00 -22:54 BS朝日1

美しさへのあこがれの対象として存在する女優は魅力的だが、人が生きてゆく営みの深さを全身で表現してくれる女優は、より永く私たちの記憶に刻まれるのかもしれない。そんな人間の内面にある本音を映画、テレビドラマで見事に演じ切った、樹木希林と市原悦子。共に文学座附属研究所(樹木)と劇団俳優座(市原)といった「新劇」という演劇界のエリート養成の場から出発しながらも、舞台演劇の本流に安住することはしなかった。
樹木希林は、1943年東京都生まれ。1961年、文学座附属演劇研究所に入所し、悠木千帆の芸名で女優デビュー。テレビドラマ「七人の孫」で森繁久彌に見出され、「時間ですよ」などのコメディエンヌ役で人気を博す。1977年、旧芸名をオークションにかけるという型破りな手法で「樹木希林」に改名。受験直前に足を骨折し大学受験を断念し、人生のレールから外れたという虚無感が彼女の「欲のなさ」と「圧倒的な客観性」の源泉となった。
市原悦子は、1936年千葉県生まれ。劇団俳優座養成所を経て1957年に俳優座へ入団し、舞台「りこうなお嫁さん」でデビュー。新劇新人推賞を受賞するなど舞台女優としての実力を積み上げ、演出家・浅利慶太に「戦後新劇が生んだ最高の女優」と言わしめた。1975年から始まったアニメ「まんが日本昔ばなし」では、常田富士男と2人で全登場人物の声を演じ分け、約20年にわたり日本人の記憶に残る「語りの声」となった。
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