ドキュメンタリー/教養

<FNSドキュメンタリー大賞>ほどけぬ絆 ハンセン病補償金と家族の選択

「らい予防法」廃止から30年 ハンセン病隔離政策で引き裂かれた家族 国が支払う補償金を家族が受け取らない理由とは…

10月27日 火曜 3:15 -4:15 フジテレビ

ハンセン病の隔離政策では、元患者だけでなく家族も被害を受けたとして国から補償金が支払われています。元患者たちが起こした国賠訴訟に続き、家族たちも国を相手取り提訴。判決では、差別だけでなく家族関係を正常に築けないといった被害が認定された他、厚労省だけでなく差別を放置した文部科学省や法務省の責任も認められました。家族への補償金は裁判の参加・不参加を問わず支給されますが、
多くの家族は受け取っていないのです。理由は、受け取れば元患者の家族だと分かってしまうことを恐れているためです。匿名で顔を隠すことを条件に取材に応じてくれた男性は、父親が元患者。自分の家族には話しているが、娘の夫の両親には隠しています。話してしまえば、離婚させられるという恐怖心があるから。原告団副団長の男性は1歳から育児院で育ち、9歳の時療養所を退所した母親と再会します。
しかし、親に甘えられず、正常な家族関係が築けなかったといいます。一方、補償金が、家族の絆を強くしたケースも。家族を恨んでいたという元患者の男性は、57年ぶりに家族との交流を再開しました。補償金とは何なのか。安心して家族が補償金を受け取るには何が必要なのでしょうか。補償金を巡り揺れ動く家族たち…。もうひとつのハンセン病問題を追いました。

  • 出演者

    【語り】 竹下美保(OHK岡山放送)

  • スタッフ

    【構成】 梅沢浩一  【音効】 桧山賢至  【MA】 早川一美  【撮影・編集】 浦上順司  【編成】 猪塚英樹  【プロデューサー】 小林宏典  【ディレクター】 竹下美保