懐ドラ「華の嵐」 第27話
昭和15年、朝倉男爵への復讐に燃える一也(渡辺裕之)と、男爵令嬢として生まれ美しく気高い柳子(高木美保)が出会い、反発しながらも激しく惹かれ合っていく愛の戦い。
10月2日 金曜 15:30 -16:00 tvk1
景清の密葬は、ごく内輪だけの者によってしめやかに行われた。貴久子らにさからえず、柳子は結局小切手を天堂に返しに行った。天堂は柳子の前で突然、土下座をしたかと思うと、償いとして自分は一生朝倉家を守ると訴えた。そして、母のために景清の遺品を分けてほしいと申し出る。
柳子が帰った直後、天堂に赤紙が届いた。明日、麻布第一連隊に出頭すべしとの命令。復讐をやめて、天堂が新しい生き方をしようと決めた矢先の皮肉な知らせだった。その夜、天堂のために、柳子はこっそり父の遺骨を持ち出そうとした。それを見つけた貴久子は烈火のごとく怒った。
大正9年。母親を亡くした一人の少年がいた。彼の名は天堂一也(渡辺裕之)。
母親の葬式で、近所の老人たちから、母親は朝倉男爵(高松英郎)にもてあそばれ、捨てられたと聞かされた一也は、朝倉景清と朝倉家に対して、激しい復讐心を抱く。
一方、男爵・朝倉景清は、妻の貴久子(稲垣美穂子)と生まれたばかりの娘・柳子(高木美保)を連れてフランスから帰国したばかりであった。
そして20年の時が過ぎた。昭和15年、朝倉男爵への復讐に燃える一也と、美しく、気高く成長した柳子が出会い、お互いに反発しながらも激しく惹かれ合っていく…。
太平洋戦争の前後、美しく誇り高く、まるで「風と共に去りぬ」のスカーレット・オハラのように生きた女の物語。男爵令嬢として生まれ、美しく誇り高く気品を持ち機知に富んだ朝倉柳子。彼女は父の死、終戦、華族制度の崩壊といった激動の昭和史の只中を生き抜き、初めて真のプライドを発見し人間としての誇りに気づく。そして平民の男としてかつて蔑んでいた天堂一也の「大いなる愛」を身分差を超えてしっかりと受け止めていく。
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