ドキュメンタリー/教養

<FNSドキュメンタリー大賞>板ばさみ 違法動物園と、人間たち

全国的に人気を博した札幌市の動物園「ノースサファリサッポロ」は“違法動物園”だった。無許可建築物の撤去は?動物の移動は?葛藤する人間たちの姿を見つめる

7月8日 水曜 2:50 -3:50 フジテレビ

「日本一危険な動物園」。キャッチーなうたい文句で有名になった札幌市南区の動物園、「ノースサファリサッポロ」。トラやライオンなどの猛獣にエサをあげたり、アザラシやヘビと一泊したり・・・動物との至近距離の触れ合いが人気を呼び、その名は「全国区」となった。ところが“ノースサファリ”は「違法動物園」だった。2005年の開園以降、開発が制限される土地に無許可で獣舎や宿泊施設などを建設。札幌市は開園の1年前
から20年間にわたり無許可建築物の是正を17回指導したが、“ノースサファリ”は増設を繰り返し183棟に。その対応が問題となり2025年9月に閉園した。札幌市は獣舎などの撤去を求めたが、同時に動物の移動が不可欠。ただ、受け入れ先探しは難航している。資金を投じて「動物たちを救いたい」という動きも出てきたが、地域住民の猛反発で白紙に。なかなか無許可建築物の撤去が進まない“ノースサファリ”。業を煮やした
札幌市は、ついに法的義務がある「行政処分」に踏み切った。撤去期限は2026年10月末。あと半年もない中で、園内にはいまも200匹以上の動物たちが残されている。“ノースサファリ”は、なぜ20年も違法状態を放置したのか。札幌市は、なぜ拡大する法令違反を是正させられなかったのか。住民の合意も必要な状況下で動物たちの安住の地を見つけることはできるのか。動物を巡り葛藤と奔走を続ける人間たちの姿を見つめる。

  • スタッフ

    【ゼネラルプロデューサー】 篠原巨樹  【プロデューサー】 関根弘貴  【ディレクター・構成】 水上孝一郎  【撮影】 川上敬  【編集】 伊藤麗菜  【音効・MA】 梅原浩介  【タイトル・CG】 加藤杏奈・菊地史華・中越悠豊