ドキュメンタリー/教養

日本のチカラ🈑

マリさんのいぶりがっこ 〜大好きな味を いつまでも〜

4月5日 日曜 3:30 -4:00 TOKYO MX1

雪国・秋田の伝統食であるいぶりがっこ作りに宿の経営、2歳の息子の子育て、イベント出店、さらにはスキーコーチまで、主人公の加藤マリさん(38)は、まさに大忙しの毎日を送っています。 秋田県仙北市でいぶりがっこの製造販売を行う三吉農園の代表であるマリさんは、元アルペンスキー選手。青年海外協力隊としてケニアで栄養指導などを行う中、食の大切さを実感し農業の道へ。
地域の先輩農家に学びながら、いぶりがっこ作りを続けてきました。忙しい毎日の中でも「好きなことをやって、家族が支えてくれるから」と話すマリさん。いつも笑顔で、大変さや疲れを感じさせないバイタリティにあふれています。 独特の香りと食感が特徴のいぶりがっこは、いぶし方や漬け方によっても味が変わり、作り手ごとに“うちの味“があります。
そんないぶりがっこの生産者に訪れた転機。食品衛生法の改正で、漬物の製造販売には、衛生基準を満たした加工施設が必要になったのです。2024年6月の完全施行後、初めて迎えた冬。高齢化に加え、改修費用が大きな負担となり、いぶりがっこ作りを諦める生産者が相次ぎました。マリさんが師匠と仰ぐ高橋節子さん(89)も、漬物を作っていた自宅の小屋の改修を断念。直売所での販売をやめました。
食の安全が求められる中、長年愛されてきた味が消えようとしている現実。そして、伝統の味を守ろうと、手間暇かけていぶりがっこを作るマリさんの姿を映し出します。

  • 出演者

    【出演者】 加藤マリ(三吉農園代表)🈀 【ナレーション】 堀井美香(フリーアナウンサー)