時代劇「伝七捕物帳」 第7話「仇情けお六櫛」
“十の悪を捕えるより、一の悪を犯させねぇ!”
「黒門町の伝七」を中村梅之助が演じる人間の深層心理を掘り下げた粋な捕物時代劇【1979年】▽途中「天気予報」あり
4月1日 水曜 8:30 -9:30 tvk1
大黒屋の普請場で怪我をした政次の世話をすることになったおゆう。二人は互いに惹かれ合い、夫婦になる約束をする。ところが、客から預かった大金をすられ困った政次が大黒屋を狙う盗賊、雲竜の庄兵衛に大黒屋の見取り図を渡してしまい…。
中村梅之助の明るい庶民的なキャラクターに負う所はもちろんだが、あくまでもペーソスとユーモアにあふれた人情ドラマ。時代劇にホームドラマの楽しさを持ち込んだことで、所帯持ちとなった伝七の家庭生活がドラマの中で随所に描き出されている。また、ドラマの背景に流れる江戸市井の人情と風俗をきめ細かに描こうというもので、江戸の面影、風物詩、そしてそれらの中から生まれた庶民性が、ドキュメント風に表現される。
さらに、ごくあたり前の人間の中に巣食う犯罪への指向を事件の本質とすることで、極悪非道な犯罪者による惨劇ばかりを描くのでなく、現代人に共通する弱者の犯罪、心理などにもスポットを当てる。【全30回】



