元泥棒・助川六郎のご町内防犯パトロール

ドラマ

<BSフジサスペンス名作選>元泥棒・助川六郎のご町内防犯パトロール🈑

大杉漣主演ドラマ。ある殺人事件に巻き込まれた元泥棒の男が子供たちのために事件解決に奮闘する。

12月22日 月曜 14:59 -17:00 BSフジ・181

ひったくり、通り魔、車上荒らし、ピッキング空き巣、緊縛強盗、狙われる子供達……水と安全はタダ、と言われていた呑気な時代は遠い過去。 この国の治安は、最悪の方向へと進んでいる。 そのうえ、多発し続ける犯罪に警察の対応は追いつかず、今や我が身と家族の安全は自分で守らなければならない時代に突入した。
そんななかで、各地で、住民自らボランティアで街中をパトロールし、犯罪を抑止しようとする活動が活発になってきている。 集団巡回を始め、『クライムマッピング』という、地域内の犯罪多発地帯を記した地図を作成したり、協力市民の携帯メールに不審者情報を即時配布したり、自分たちの街の安全を自分たちの手で守ろうとする姿勢が、防犯効果をあげているそうだ。
このドラマは、主人公の助川六郎が、ボランティアパトロールに駆り出されるところから始まる。 中学生の娘と小学生の息子の保護者としては率先してパトロールに参加すべきところなのだが、六郎の胸中には内心複雑な思いもある。 実は彼は、『元泥棒』だったから!
今でこそ堅実に、ワゴン車を店舗に改造して、移動式の焼きたてパン屋を営みながら、二人の子供の良き父親として生きている六郎だが、十年前までは、『居空きの助六』と呼ばれた、大胆な手口の、一匹狼の泥棒だった。 その六郎が泥棒稼業から足を洗う決意をしたのは、病死した同業者の、幼い子供たちと出会った時だ。 心根の優しい六郎は、子供たちを見捨ててはおけなかった。
「この子たちは俺が育てる」そう決めた日から六郎は変わった。 地道に働いて生きることも、男手ひとつの子育ても、六郎が想像していた以上に大変なことだった。 しかし、家族を知らず、ずっと一人孤独に生きてきた六郎にとっては、子供たちから与えてもらうものも多かった。 温もり、喜び、愛しさ……子供たちを叱りつける瞬間に感じる胸の痛みさえも、尊い感情に思えた。
六郎は日々実感している……俺は、この子たちに育てられている。 親は子供に育てられていくものだ、と。 子供たちが安心して安全に暮らせる環境を守るために、六郎はボランティアパトロールの一員となる。 『元泥棒』の『防犯活動』が始まった。 そんな矢先に、ある殺人事件が発生する。 被害者が六郎の旧知の関係者であったことから、六郎の過去が明るみに……?
自らの汚名を晴らすために、愛する子供たちの幸せを守るために、六郎は事件の真相解明へと乗り出していく。

  • 出演者

    大杉漣 床嶋佳子 泉谷しげる 国分佐智子 ほか

  • お知らせ

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