鉄道伝説
ドキュメンタリー/教養
鉄道伝説 第179回「新永間市街線高架橋〜東京の中心を鉄路でつなげ〜」
鉄道の歴史・伝説に迫る人気番組、第15シーズン。
今回は、新永間市街線高架橋の物語。
12月21日 日曜 10:00 -10:30 BSフジ・181
サラリーマンの聖地と呼ばれ、多くのビジネスマンでにぎわう新橋。
煉瓦造りのガード下にも多くの飲食店が並び、仕事帰りの人々の憩いの場となっている。
しかし、この古びた煉瓦造りの高架橋が、貴重な鉄道遺産であることを知る人はどれくらいいるだろうか。
新橋付近から有楽町を通り東京駅まで続く、およそ4キロの煉瓦造りの高架橋。
115年前の明治43年(1910年)に建造された、現存するもっとも古い高架橋である。
かつてこの高架橋を通る路線は「新永間市街線(しんえいかんしがいせん)」と呼ばれていた。
明治時代、新橋から上野を結ぶためにつくられた鉄道の一部であり、
新橋付近の旧地名新銭座町(しんせんざちょう)と東京駅の旧地名永楽町を結んだことから名づけられた。
この赤煉瓦造りの高架橋は、現在の東京駅を中心とする鉄道網の発展に大きな役割を担った存在である。