歌姫たちの終戦〜八月十五日、それでも歌は流れ続けた🈑

昭和20年8月15日、終戦記念日ーーー並木路子淡谷のり子渡辺はま子笠置シヅ子美空ひばり…歌姫たちはどう迎えたのか。名曲はどう乗り越えて人々の心に響いたのか?

8月16日 日曜 19:00 -21:00 BSテレ東

昭和20年8月15日。正午を迎えるころ、東京大空襲で母をなくしたある歌手は有楽町の邦楽座の地下にいた。雑音だらけのラジオの音声に耳を傾けたが内容は聞き取れなかった。そのうちに憲兵が入ってきて日本が敗戦国になったことを知らされた。「これからは派手な格好をしてはならない」 その年に♪リンゴの唄を録音した並木路子の終戦の日だった。
今年81回目を数える終戦の日。当時、厳しい戦時統制の中、人々の暮らしから娯楽は次第に失われ、歌もまた国家の方針に大きく左右された。しかし、そんな時代にも歌い続けた女性歌手たちがいた。戦意高揚歌を歌わざるを得なかった者、慰問で兵士を励ました者、空襲や疎開を経験しながら終戦を迎えた者ーー。戦争は彼女たちの人生と歌に深い影を落とした。
この番組では、戦前・戦中・戦後を生き抜いた淡谷のり子渡辺はま子、李香蘭などとともに、今も活躍し続ける松島トモ子扇ひろ子ら10人の歌姫たちに焦点を当て、テレビ東京に残された貴重な歌唱映像と、インタビュー映像を交えながら、戦時中の貴重な音源や映像、当時の新聞・雑誌などの資料とともに激動の時代を歌で生きた彼女たちの軌跡をたどる。満州引揚者でもある加藤登紀子をナレーターに起用した2時間番組。