剣客商売 第2シリーズ
ドラマ
🈑<時代劇>剣客商売 第2シリーズ 第10話「雨の鈴鹿川」
時代と逆行して剣で暮らしを立てる親子・秋山小兵衛と大治郎の、時に厳しくほほえましい関係を描く大人気時代劇!
今回は、第2シリーズをお届け!
1月16日 木曜 18:30 -19:25 BSフジ・181
所用で大和に行った秋山大治郎(渡部篤郎)はその帰路、伊勢の宿で天野兵馬(大村波彦)という若い侍と、その義姉の千代(麻乃佳世)に部屋をのぞかれた。
千代が帯に銀の鈴をつけているのが印象的だった。
大治郎は桑名に近い街道で剣術修行時代の兄弟子・井上八郎(蟹江敬三)に会う。
井上は桑名で後藤伊織(田中隆三)という元彦根藩士を紹介する。
品の良い男なのだが、天野半兵衛(坂田雅彦)という上役を殺して脱藩し、天野の妻・千代と弟・兵馬、そして叔父の末高五兵衛(下元年世)に追われているという。
井上は伊織の用心棒になっていたが長年の不摂生で剣の腕も落ち、大治郎を仲間にするために江戸を出る時に秋山小兵衛(藤田まこと)から旅程を聞き、街道で待っていたのだ。
聞けば、天野半兵衛からその妻・千代との不義密通の疑いをかけられ、突きつけられた脇差しをつかんで揉みあっているうちに、半兵衛の腹に刺さったという。
伊織は不義の疑いを否定したが、大治郎は、伊織が千代のと同じ銀の鈴を持っているのを見逃さなかった。
断りきれずに、敵討ち騒ぎに巻き込まれてしまった大治郎は、兵馬と末高側が手勢をそろえ、すでに桑名に来ていることを知る。
一行がいる寺の様子を見に行った大治郎は、寺の裏手の丘から桑名の町並みを見下ろしている千代を見つけた。
銀の鈴のことを言うと千代の顔が変わり、伊織とは二人が幼いころから親しく、将来を約束していたと話す。
ところが、親が決めた縁談で千代は半兵衛に嫁ぎ、二人の仲は裂かれた。
今も伊織と千代は思い合っていた。
千代は、兵馬と末高が、伊織の隠れ家を焼き打ちする計画だと教える。