金田一耕助シリーズ30 人面瘡

ドラマ

古谷一行主演！金田一耕助シリーズ　「人面瘡」

「秘湯で起きた連続殺人！満月の夜現れる母子霊の祟り…腫瘍が笑い人が死ぬ」

1月4日土曜 16:00 -18:00 BS11イレブン

山奥のひなびた湯治場・薬師の湯の程近くに、稚児ヶ淵という池があった。渡辺松代という女がそこに身を投げようとして、薬師の湯旅館の女将・柳子と下男の万造に救われた。松代の右肩には人の顔のような形をして不気味なできもの、人面瘡が宿っていた。松代は柳子のすすめで、過去を忘れ、薬師の湯旅館で働くことになった。
松代の働きぶりはたちまち旅館の人々の認めるところとなり、柳子の一人息子の貞二と一緒になって旅館の跡を継いで欲しいと柳子が考えるまでになった。その頃、東京では外務事務次官・斉藤が愛人・麻美との密会中に急死した。斉藤は円借款の見返りに３億円ものリベートを受け取ったとしてマスコミに追求されていた。
麻美と斉藤の運転手の田代は斉藤が身につけていた薬師の湯神社のお守りを見て、３億円の隠し場所はそのあたりに違いないとにらみ、薬師の湯旅館にやってきた。稚児ヶ淵に土左衛門があがったのは豪雨の夜の翌朝だった。田代の死体だった。薬師の湯温泉は騒然となる。河合警部に誘われて湯治に来ていた金田一はその日、宿を起つ予定だったが、柳子に頼まれ事件の捜査をする事になった。