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あの丘越えて【昭和歌謡映画特集】 ▼美空ひばり、鶴田浩二
雑誌「キング」所載の菊田一夫の原作を映画化。万城目正作曲の歌が散りばめられた明るい娯楽映画。
1951年 84分 モノクロ
1月2日 木曜 12:00 -13:30 衛星劇場
◆東京大衆歌謡楽団コンサート&昭和歌謡映画特集◆
白濱研一郎は妻に死なれた時、娘萬里子を婆やのあやに預けた。萬里子は山の牧場ですくすくと大きくなって今年十三歳になったが、その間父研一郎は朝子を妻に迎え、事業も成功したので、萬里子を東京へ呼び戻すことになった。萬里子は婆やや馴染深い牧場の馬たちに悲しい別れをつげ、自分の家庭教師となるという大助に迎えられて初めて父の家へ帰った。
朝子は実子にも及ばぬほど萬里子を可愛がってくれるので、野育ちの乱暴な動作や田舎言葉を学校で笑われながらも幸福であった。それに大好きな大助が色々と相手をして教えてくれるので次第に都会の少女らしく美しくなった。朝子の父伍平は、萬里子を朝子の実子と思い込んで、頑固一徹な彼も無邪気な萬里子を次第に愛するようになっていた。