あれから10年　これから10年▼File．162　宮城県登米市／武川健太さん

東日本大震災時に十代だった若者を取材、「被災から現在〜これからの10年」を伝えます。今回は当時高校2年生だった宮城県登米市の武川健太さんです。

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震災発生時、武川健太さんは高校２年生。震災から数日後、カメラを持って沿岸部に向かった武川さん。しかし、想像を遥かに越える被害を目の前にシャッターを押すことができず、悔しさを覚えた。と同時に「写真家ならこの光景を写真に収めただろう」ともどかしさを感じた。その経験が、写真家という今の仕事に繋がっているという。 現在、武川さんは鉄道写真家として活動する他、写真を通した教育活動を行っている。
中学時代、不登校の時期があった武川さんを救ったのが「写真」だった。ある時、武川さんが撮影した写真を高く評価してくれた教師がいた。その出会いが、内向的になってしまった武川さんを救い、写真家としての道を歩むきっかけとなった。その時の感謝を、これからを担う子どもたちに還元したいと思った武川さん。震災の恐ろしさや防災の大切さ、地元の魅力を、写真を通して子どもたちに感じ取ってもらい、次の世代に繋げてもらいた
いと語る。

• 出演者

  【ナレーター】桜坂美穂

• 監督・演出

  土岐真大

• 制作

  2024年

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  土岐真大

• 番組公式サイト